主流の製本方法を徹底解説!並製本、上製本は北海道札幌の印刷会社にお任せ
季刊誌や記念誌、写真集などの本を制作する際、製本の知識がないため、まずはプロに相談したいと考えている個人の方や企業のご担当者様に向けて、本記事では北海道札幌の印刷会社が丁寧に解説していますので、これからの本制作に役立ててください。
このような方におすすめ
- 印刷物を発注している広報や総務のご担当者様
- 印刷物を発注している企業の代表者様
- 印刷物を発注している広告代理店様
- 印刷物を発注している個人様
このようなお悩みを解決します
- 製本方法についてプロに相談したい
- ネット印刷だと不安なので直接プロに相談したい
- 企画やデザイン制作から相談したい
- 実績のある企業に相談したい
目次[非表示]
- 1.製本とは?
- 2.広く知られ、親しまれる並製本
- 3.高級で耐久性に優れる上製本
- 3.0.1.上製本の特徴
- 4.まとめ
■印刷物を製本したい方におすすめ!
製本とは?
印刷物をまとめるための加工技術のことであり、印刷物を見栄えよく仕上げるための重要な工程です。丁合、綴じ、断裁などこれらの工程は、印刷物の種類や仕様によって製本方法が異なります。
よく使われる製本方法としては、主に「並製本」と「上製本」2つの方法がありますので用途や予算、イメージに合わせて、最適な製本方法を選択しましょう。
広く知られ、親しまれる並製本
並製本はソフトカバーとも呼ばれ、針金で綴る「中綴じ」や背に糊(のり)をつけて表紙をくるむ「無線綴じ」があります。ここからは並製本の特徴について解説します。
並製本(中綴じ)
印刷された用紙を2つに折り、開いた状態の紙を重ね、針金を使って中央で綴じる方法です。パンフレットや社内報、会報誌のような印刷物に適しています。
中綴じの特徴
本がノドの部分までいっぱいに開きやすく読みやすい
比較的ページ数の少ない印刷物に向いている
ページ数が多くなると厚みが出て断裁のときにノンブルやインデックスに影響がでる
製本方法が比較的簡単なため、無線綴じに比べて低コスト
最低ページ数は8ページで、4ページ単位で増減可能
並製本(無線綴じ)
針金を使わずに背に糊(のり)を塗布して表紙をくるむ方法です。雑誌やカタログ、季刊誌のようにページ数が比較的多い印刷物に適しています。
無線綴じの特徴
本がノドの部分まで開ききらないため文字や画像の配置に注意が必要
背に糊代用の厚みが必要なため比較的ページ数の多い印刷物に適している
背にタイトルや出版社名を印刷できる
2ページ単位で増減可能
高級で耐久性に優れる上製本
上製本はハードカバーとも呼ばれ、表紙に厚紙を使用し耐久性に優れた作りになっているのが特徴です。その美しさと耐久性から、書籍やアルバムなどの特別な本に多く使用されています。
上製本の特徴
表紙はボール紙に布や革を巻いた厚さ2mm〜3mm程度の頑丈な仕様
表紙が本文よりも一回り程度大きく、表紙と本文に寸法の差(チリ)がある
記念誌や卒用アルバムなどの長期保存する印刷物に向いている
並製本に比べて使用する素材や作業工程が多く高価
まとめ
製本は、本の内容を保護し、美しく仕上げるための重要な工程です。製本方法によって、本の印象や耐久性が大きく異なるため、適切な製本方法を選ぶことが重要です。
並製本と上製本、それぞれに利点があり、パンフレットや雑誌などの一般的な印刷物には並製本、特別な本や企業出版物には上製本を、また、本のデザインや目的によっても異なるため、印刷会社や製本のプロに相談することもポイントです。
また、最近では、オンデマンド印刷や自費出版など、小ロットでの出版が一般的になってきており、製本方法も多様化しています。
製本は、本の内容を表す表紙や装飾にも注目されることが多く、美しく仕上げることで、本の魅力を引き出せます。最適な製本方法を選び、本の価値を高めていきましょう。