印刷会社へ見積もり依頼するときに必要な5つの情報をわかりやすく解説!
印刷物を作る際には、まず見積もりを依頼することが一般的です。しかし印刷会社に見積もり依頼する際には、何をどのように伝えれば良いのか迷うことがあるでしょう。本記事では、印刷物の見積もりを依頼する際に必要な基本情報を網羅的に解説し、スムーズに見積もりを取得するためのポイントをご紹介します。
特に印刷発注の担当者必見の内容で、コストダウンや時間短縮につながるアイデアも提供しますので、ぜひ最後までご覧ください。
このような方におすすめ
- 印刷物を発注している広報や総務のご担当者様
- 印刷物を発注している企業の代表者様
- 印刷物を発注している広告代理店様
- 印刷物を発注している個人様
この記事を読んでできるようになること
- 印刷の見積に必要な情報がわかる
- 印刷の見積依頼がスムーズになる
- 印刷の発注に関する業務効率が向上する
目次[非表示]
- 1.印刷物の見積もり依頼に必要な5つの情報
- 2.1. 印刷物の用途を決める
- 3.2. 印刷物の仕様を決める
- 4.3. 印刷物の予算を決める
- 5.4. 印刷物の納期を決める
- 6.5. 印刷物の見本を用意する
- 7.印刷見積の簡単発注3ステップ
- 7.1.ステップ1:フォーム入力
- 7.2.ステップ2:ヒアリング
- 7.3.ステップ3:見積書作成・送付
- 8.どんな見積もりができるの?
- 9.自動見積もりが苦手な方は?
- 10.まとめ
■印刷物のお見積もりがほしい方におすすめ!
印刷物の見積もり依頼に必要な5つの情報
印刷会社に印刷物の見積もりを依頼する際に必要な最低限の情報は以下のとおりです。
著作者:katemangostar/出典:Freepik
上記と合わせて印刷会社にデザイン制作も発注したい場合は、制作費の見積もりも一緒に依頼すると制作会社に分けて依頼するよりもコストダウンにつながる可能性があります。
1. 印刷物の用途を決める
印刷物を制作する際に、まず考えるべきは用途です。どのような目的で使われるかによって、用紙の種類や色数、デザイン、製本方法など様々な要素が変わってきます。
用途を明確にすることが、予算の配分や成功のカギを握る重要なステップとなりますので、この記事では、印刷物の用途を決める際に考慮すべきポイントや、事前に準備しておくべき情報を紹介します。
印刷物の用途を明確にするためのポイント
印刷物の使用目的
印刷物を作る際には、使用目的が非常に重要です。印刷物をうまく活用して必要な情報を伝えられれば、ビジネスやプライベートでの目的を達成する上で大きな効果があります。
例えば、企業の営業活動をサポートするために作られるダイレクトメールの場合は、封筒やはがきを中心に作成します。イベントやキャンペーンを告知する場合は、ポスターやチラシ、パンフレットなどを作成することが適しています。
ターゲット層や目的に合わせたデザイン
印刷物を制作する際には、ターゲット層や目的に合わせたデザインを考える必要があります。例えば、若年層向けの広告物と高齢者向けの広告物ではデザインやフォント、表現の仕方が異なってきます。
予定部数を考慮する
印刷物の用途に応じて、必要な部数は異なってきます。イベントの告知チラシやポスターは多数必要になる場合がありますが、企業案内やパンフレットは少数でも十分な場合があります。予定部数を考慮することで、印刷物の費用や納期を調整できます。
2. 印刷物の仕様を決める
印刷物には仕様があります。用紙の種類や色数、印刷方式、製本方法など、仕様によっても印刷物の見た目や品質が変わります。用途に応じた仕様を明確にしておくことで、見積もりの依頼がスムーズに行えます。
印刷物のサイズ
印刷物のサイズを指定することで、制作に必要な用紙の大きさが決まります。また、規格サイズかオリジナルサイズかによっても印刷料金が変わります。A4やB4などの規格サイズならオリジナルサイズに比べ料金を抑えられますので事前に確認しておきましょう。
印刷物の色数
印刷物は色数が多くなるほど印刷費用が高くなるため、予算に合わせた適切な色数を選択することが必要です。また、印刷物はコンセプトに合わせて適切な色数を決定しましょう。
例えば、落ち着いたイメージの印刷物であれば、少ない色数で印刷することが適しています。一方、派手で目立つデザインの場合は、多彩な色数が必要となります。
印刷用紙の紙質
紙質は、印刷物の質感や印象を左右する大切な要素です。用途に応じた紙質の選定が重要になってきます。また、印刷会社には多種類の紙の見本帳がありますので実際に紙を手に取って見て、各種紙質の違いを実感することが必要です。
印刷物の加工
印刷物の加工は使用目的に合わせて適切な方法を選択しましょう。例えば、販促用のチラシやパンフレットの場合、二つ折りや巻三つ折りなどの折加工が必要になる場合があります。また、商品カタログや会社案内などのページ物は、並製本が適しています。
3. 印刷物の予算を決める
印刷物を作成する際には、必ずと言って良いほど予算設定が必要です。印刷物は用途や仕様によって見積もり金額が大きく変わるため、ある程度予算を決めておくとそこから逆算してオフセット印刷、オンデマンド印刷(デジタル印刷)など最適な印刷方法を営業から提示してもらえます。
4. 印刷物の納期を決める
最後に、納期を決めます。短い納期の場合、急いで制作する必要があるため見積もりが高くなる場合があります。逆に、余裕を持って制作する場合は、見積もりが安くなることがありますのでなるべく余裕を持った納期を決めましょう。
5. 印刷物の見本を用意する
もし、見本となる印刷物があれば用意しておくことで、仕様が明確に伝わりより正確な見積もりが作成できます。基本的に見本は見積もりと一緒に返却されますが「要返却」と一言添えて渡すと良いでしょう。
注意点として書籍などの印刷物は仕様を確認するため本を分解される可能性があります。手元に1冊しかないものは忘れずに伝えましょう。
印刷見積の簡単発注3ステップ
印刷見積もりをスムーズに取得するための3つのステップをご紹介します。お客様の多様なニーズにお応えするため、きめ細やかなヒアリングを行い、ご予算に応じた最適なお見積りを無料で提供いたします。
ステップ1:フォーム入力
まずは、お問い合わせフォームに必要事項を入力します。見積もりを希望する製品やサービスの詳細、数量、納期、ご予算など、具体的な情報を記入することで、より正確なお見積もりが可能になります。入力後、送信ボタンを押してください。
ステップ2:ヒアリング
フォーム送信後、担当者がお客様のご要望をより詳しく把握するために、電話またはメールで個別にヒアリングを行います。お客様のご希望やご質問に丁寧にお答えし、必要に応じてご提案もさせていただきます。また、近郊にお住まいのお客様には、見本の受け渡しも可能です。直接お手に取っていただき、品質を確認していただけます。
ステップ3:見積書作成・送付
ヒアリングで得た情報をもとに、担当者が最適なお見積書を作成し、メールで送付します。お見積書には、詳細な費用内訳と納期が記載されており、安心してご検討いただけます。内容の精査には数日かかる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
どんな見積もりができるの?
総合印刷会社なら、チラシやパンフレットのような一般的な印刷物から、ポスティングや新聞折込にも対応します。また、ホームページ制作や動画制作の見積もりにも対応できますので、ご自身の要望にあった印刷会社を選びましょう。
印刷会社で取り扱っている主な印刷・サービス例一覧 | |
商業印刷 |
パンフレット、ポスター、チラシ、DM、カレンダー |
出版印刷 |
季刊誌、記念誌、会報、社内報、写真集、新聞、絵本 |
事務印刷 |
申込書、会員証、手帳、名刺、ラベル・シール、封筒、説明書 |
証券印刷 |
入場券、回数券、商品券、抽選券、スクラッチカード 等金券 |
包装印刷 |
包装紙、掛け紙、手提げ袋、化粧箱、食品パッケージ |
特殊印刷 |
看板、のぼり、横断幕、クリアファイル、ノベルティ |
企画制作 |
印刷に関連する企画提案、デザイン制作、取材・撮影 |
印刷会社で取り扱っている印刷以外の製品・サービス例一覧 | |||
動画撮影・編集 |
Webサイト制作 |
デジタルサイネージ |
AR・VR制作 |
電子ブック制作 |
マーケティング |
イベント運営 |
システム開発 |
ラミネート加工 |
看板、サイン設置 |
ノベルティグッズ制作 |
事務局運営 |
自動見積もりが苦手な方は?
多くの印刷会社が提供する自動見積もりサービスは、価格がすぐにわかる反面、印刷物の専門知識が必要で利用が難しいことがあります。山藤三陽印刷では、営業担当が直接対応することで、ユーザーの具体的なニーズに合わせた提案が可能となり、疑問点や不安をその場で解決し、特別な要望にも柔軟に対応できます。
これにより、専門知識がなくても安心して見積もりを依頼し、納得のいく印刷物を作成することができます。営業担当との直接対応で、スムーズに見積もりを取得し、納得のいく印刷物を作成しましょう。
まとめ
見積もり依頼に必要な情報や、依頼の手順について詳しく解説しました。印刷物の制作には、用途、仕様、予算、納期、見本などの情報が重要です。これらの情報を事前に整理しておくことで、見積もり依頼がスムーズに進み、希望通りの印刷物が効率よく作成できます。
また、簡単発注ステップや、自動見積もりサービスの利便性についても触れました。特に自動見積もりが苦手な方には、営業担当との直接対応が便利です。総合印刷会社のように、専門知識を持つスタッフが丁寧にサポートする印刷会社を選ぶことで、安心して見積もり依頼ができるでしょう。
印刷物の見積もり依頼は、ビジネスの成功に欠かせない重要なステップです。この記事を参考に、効率的かつ効果的な見積もり依頼を行い、満足のいく印刷物を作成しましょう。
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