AIで画像生成!無料で使えるフリー素材の作り方【可愛い子猫篇】
本記事では、デザインやコンテンツ作成時に適切な画像の探索に困難を感じたり、その作業に時間を費やすことに悩んでいる方向けに「生成AI」を活用した画像素材の作り方を紹介します。
今回は「Adobe Firefly」を使った「可愛い子猫」の生成方法を具体的なプロンプトを交えながら解説しますので、この記事を参考に、今後の制作活動にお役立ていただければ幸いです。
このような方におすすめ
- 生成AIを活用してコンテンツ用の画像を作成したい方
- 生成AI(ジェネレーティブAI)に興味がある方
- 生成AIを活用して業務の生産性を上げたい方
- コンテンツ制作の画像探しに苦労している方
目次[非表示]
- 1.Adobe Fireflyを使った画像生成
- 2.テキストから画像生成
- 2.1.可愛らしい子猫がカメラに向かって微笑んでいる画像
- 2.2.子猫が糸玉で遊んでいる画像
- 2.3.3匹の子猫が寝ている姿
- 2.4.子猫が魚のおもちゃで遊んでいる様子
- 2.5.白と黒の子猫が窓際で日向ぼっこしている画像
- 2.6.子猫が飼い主とじゃれて遊んでいる画像
- 2.7.リビングで赤ちゃんと子猫が仲良く遊んでいる画像
- 2.8.子猫がミルクを飲んでいる画像
- 2.9.子猫が野生の鳥を興味深く見つめている様子
- 2.10.子猫がピンクの毛布に包まれている画像
- 2.11.子猫がハンモックでお昼寝をしている画像
- 2.12.子猫が飼い主の膝の上でうとうとしている画像
- 2.13.暖炉のそばでじっと温まっている子猫の画像
- 2.14.子猫が木に登っている画像
- 3.画像生成のポイントはプロンプト調整
- 4.Adobe Firefly web アプリの新機能と機能強化
- 5.まとめ
Adobe Fireflyを使った画像生成
Adobeの最新テクノロジー「Adobe Firefly」は、画像生成、テキスト効果、ベクター生成AIモデルを基に構築したもので、日本語を含む100以上の言語のテキストプロンプトをサポートしています。また、現在では、ベータ版の提供を経て一般向けに安全な商用利用が可能になっています。
ここでは、ビジネスですぐに使える画像素材の作り方をプロンプトと合わせて紹介します。尚、ジェネレーティブAIの概要やAdobe Fireflyで生成した画像素材の活用方法につきましては以下の記事もご覧ください。
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Adobe Fireflyで画像生成!ジェネレーティブAIを簡単に解説
テキストから画像生成
Adobe Firefly の「テキストで画像生成」では、テキストプロンプトを入力するだけで素早く好みの画像が生成されます。「プロンプト」は、AIに指示を与えるための言葉やフレーズのことを指します。画像をAIで生成する際には、その画像の特性や内容、テーマなどをプロンプトとして与えます。
例えば、「夕日の下で遊ぶ猫」や「雨の日の森の中」などと指示を出します。AIはこのプロンプトを解析し、それに基づいて新たな画像を生成します。
可愛らしい子猫がカメラに向かって微笑んでいる画像
ここでは、可愛らしい子猫がカメラに向かって微笑んでいる画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
可愛らしい子猫がカメラに向かって微笑んでいる写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
ブランケットの上に座っている子猫の画像が生成されました。カメラ目線ではありますが、微笑んでいるというよりは、すました顔の画像です。
パターンB
カゴに入っている子猫の画像が生成されました。パターンAの画像と比較すると口を開けて微笑んでいる?ように見える気がします。
子猫が糸玉で遊んでいる画像
ここでは、子猫が糸玉で遊んでいる画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
子猫が糸玉で遊んでいる写真、ナチュラルな明るい部屋 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
糸玉で遊んでいますが、目線の先に何か気になるものがあるのでしょうか。
パターンB
パターンAの画像よりも、糸玉で遊んでいる感じが出ています。
3匹の子猫が寝ている姿
ここでは、3匹の子猫が寝ている姿の画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
3匹の子猫が寝ている姿 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
3匹とも同じ毛色の画像が生成されました。
パターンB
生成を更新すると、パターンAと異なる毛色で生成されました。
子猫が魚のおもちゃで遊んでいる様子
ここでは、子猫が魚のおもちゃで遊んでいる画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
子猫が魚のおもちゃで遊んでいる写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
魚のおもちゃに、興味津々の子猫の画像が生成されました。
パターンB
パターンAと異なり、魚のおもちゃを威嚇しているように見えます。
白と黒の子猫が窓際で日向ぼっこしている画像
ここでは、白と黒の子猫が窓際で日向ぼっこしている画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
白と黒の子猫が窓際で日向ぼっこしている写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
子猫が飼い主とじゃれて遊んでいる画像
ここでは、子猫が飼い主とじゃれて遊んでいる画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
子猫が飼い主とじゃれて遊んでいる写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
女性の飼い主と遊ぶ、子猫の画像が生成されました。
パターンB
男性の飼い主と遊ぶ、子猫の画像が生成されました。
パターンC
子供の飼い主と遊ぶ、子猫の画像が生成されました。
リビングで赤ちゃんと子猫が仲良く遊んでいる画像
ここでは、リビングで赤ちゃんと子猫が仲良く遊んでいる画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
リビングで赤ちゃんと子猫が仲良く遊んでいる写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
子猫がミルクを飲んでいる画像
ここでは、子猫がミルクを飲んでいる画像をプロンプト付きで紹介します。パターンA〜Cの画像は、ミルクが入っている器の形が変わっています。
プロンプト |
子猫がミルクを飲んでいる写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
パターンB
パターンC
子猫が野生の鳥を興味深く見つめている様子
ここでは、子猫が野生の鳥を興味深く見つめている画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
子猫が野生の鳥を興味深く見つめている |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
子猫がピンクの毛布に包まれている画像
ここでは、子猫がピンクの毛布に包まれている画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
子猫がピンクの毛布に包まれている写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
子猫がハンモックでお昼寝をしている画像
ここでは、子猫がハンモックでお昼寝をしている画像をプロンプト付きで紹介します。
プロンプト |
子猫がハンモックでお昼寝をしている写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
子猫が飼い主の膝の上でうとうとしている画像
ここでは、子猫が飼い主の膝の上でうとうとしている画像をプロンプト付きで紹介します。人物もプロンプトに含めるとバリエーションが広がる傾向にあります。
プロンプト |
子猫が飼い主の膝の上でうとうとしている写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
パターンB
パターンC
暖炉のそばでじっと温まっている子猫の画像
ここでは、暖炉のそばでじっと温まっている子猫の画像をプロンプト付きで紹介します。プロンプトに「クリスマスツリー」は入っていませんが、暖炉=冬の寒い時期ということで一緒に生成された可能性があります。
プロンプト |
暖炉のそばでじっと温まっている子猫の写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
子猫が木に登っている画像
ここでは、子猫が木に登っている画像をプロンプト付きで紹介します。パターンA〜Cで木の種類が変化。さらにパターンCの葉っぱが紅葉めいていることから季節の変化も感じられます。
プロンプト |
子猫が木に登っている写真 |
縦横比 |
横4:3 |
コンテンツタイプ |
写真 |
パターンA
パターンB
パターンC
画像生成のポイントはプロンプト調整
欲しい画像生成ができるかどうかは、プロンプト次第といっても過言ではありません。特に人物の場合は、その人物の特徴やパーソナリティー、服装など細かな部分まで指定することが必要です。
たとえば、「長い黒髪に緑色の瞳、穏やかな微笑みを浮かべた若き女性」など、可能な限り具体的な情報をプロンプトに入力することで、高度な人物画像が生成されます。
また、背景や画風についても詳細に指示することで、よりリアルで思い通りの結果を得られます。例えば、「春の桜が舞い散る公園を背景に、印象派のスタイルで描かれた彼女」といった具体的なプロンプトが必要となります。
そして、何度も試行錯誤を繰り返しながら、プロンプトを詳細化し、調整することで理想的な画像を生成することが可能となります。
Adobe Firefly web アプリの新機能と機能強化
ここでは、Adobe Fireflyの新機能と機能強化について、最新情報を紹介します。
Adobe Firefly Image 2 モデルが使用可能に
2024年5月27日更新
Adobe Firefly Image 2モデルは、Firefly webアプリで使用可能な改良されたモデルで、優れたアーキテクチャとトレーニングアルゴリズムにより、リアルな画像を高品質に生成し、ランドマークや文化的シンボルの認識、長いプロンプトの使用、より優れた人物生成、豊かなカラーとダイナミックレンジ、自動コンテンツタイプ選択、詳細なディテールと被写界深度の制御を可能にしています。
また、現在では、Adobe Firefly Image 3モデルのベータ版が使用可能になっています。
主な特徴
- 既存の画像のスタイルに基づく画像の生成
- 写真パラメーターを変更して実物そっくりの画像を生成
- プロンプト候補を使用してプロンプトをオートコンプリート
- プロンプトの処理中に避ける用語を指定
- 画像を Creative Cloud ライブラリに保存
- テキストから画像生成の構成一致
- 更新された Firefly web アプリインターフェイス
出典:Adobe Firefly の新機能
まとめ
本記事では、Adobe Fireflyを活用してビジネスシーンで役立つ画像素材を生成する方法を、具体的な例とともにご紹介しました。生成AIは日々進化し続けており、それを効果的に使いこなすことによって、よりクオリティの高いコンテンツ制作を円滑に行うことが可能となります。
様々なビジネスニーズに応えるための新たなツールとして、Adobe Fireflyを活用してみてください。
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