パンフレット印刷の見積もり完全ガイド!札幌と東京の印刷会社で簡単見積
パンフレットは、企業のブランドやサービスを紹介するための重要なツールであり、その制作においては高品質なものを効率的なコストで作るために適切な見積もりを得ることが欠かせません。パンフレット印刷見積もりガイド"では、初心者から経験者まで、簡単にパンフレット印刷の見積もりを行い、最適な印刷オプションを選べるようにするための詳細情報を提供します。
このような悩みや課題を解決します
印刷の見積もりが初めてで不安な方
- スムーズに印刷の見積もりがほしい方
- 適正価格の見積もりがほしい方
- 印刷のコストを見直したい方
目次[非表示]
- 1.正確な見積もりの重要性
- 2.パンフレットのサイズを選ぶ
- 3.パンフレットの印刷色数を決める
- 3.1.4色印刷(フルカラー印刷)
- 3.2.2色印刷(ツートーンカラー印刷)
- 3.3.1色印刷(単色印刷)
- 4.パンフレットの紙質を決める
- 5.パンフレットの紙の厚さを決める
- 5.1.90kg(標準)
- 5.2.110kg(やや厚手)
- 5.3.110kg+90kg(組み合わせ)
- 6.パンフレットの折り・綴じ加工を決める
- 7.パンフレットの部数と納期を決める
- 8.パンフレットが完成したら
- 9.まとめ
■印刷見積もりの詳しい資料、見積もりお問い合わせ
正確な見積もりの重要性
正確な見積もりを取得することは、予算の適切な管理と期待通りの品質を維持する上で欠かせません。このプロセスを理解することにより、無駄なコミュニケーションを削減し、より効率的にプロジェクトを進行させることができます。
パンフレットのサイズを選ぶ
パンフレットのサイズの選び方は、その用途や目的に応じて最適なものを選ぶことが重要です。A4サイズとB5サイズの特徴と利点を以下に示します。
A4サイズ(210mm × 297mm)
最も一般的なサイズ
A4サイズは、ビジネスやイベントなど様々なシーンで広く利用される最も一般的な用紙サイズです。A4サイズのパンフレットは情報量が多いため広告効果が高く、デザインの自由度も高いため、会社案内、求人情報、教育資料など、多目的にわたる情報を効果的に伝えることができます。
また、十分な面積を持つため、大きな画像や図表とテキスト情報をバランス良く配置でき、視認性が高く魅力的な内容を提供します。さらに、オンデマンド印刷での小ロット印刷からオフセット印刷での大量印刷まで対応できるため、印刷の容易さと経済性に優れており、期間限定のキャンペーンやプロモーションにも適しています。
B5サイズ(182mm × 257mm)
一回り小さくて扱い易いサイズ
B5サイズは、A4より一回り小さく、持ち運びや保管が容易なため、イベントプログラム、学校案内、観光案内、製品・サービス紹介など多岐にわたる用途で特に配布用資料として優れています。
このサイズはバッグやファイルに収めやすいのが特徴で、情報をコンパクトにまとめられるだけでなく、テキストとビジュアルをバランス良く配置することが可能なので、視覚的に魅力的で読みやすいレイアウトを作ることが可能です。
さらに、紙の使用量が少ないため環境にも配慮され、小ロットから大量印刷まで対応できるため、印刷コストを抑えたいプロジェクトに最適です。
パンフレットの印刷色数を決める
パンフレットの印刷色数を決める際には、目的と予算を考慮して選択することが重要です。以下に、4色印刷と2色印刷、1色印刷の特徴をまとめました。
4色印刷(フルカラー印刷)
4色カラー印刷は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つの基本色のインキを使用して、広範囲な色の範囲を再現します。これにより、写真や複雑なグラフィックスを非常に鮮明に印刷でき、高品質なイメージが得られます。
豊かな色の表現が可能で、細かな色の違いもきちんと表現できるため、写真やカラーイラストが多く含まれるパンフレット、商品カタログ、広告物に特に適しています。
2色印刷(ツートーンカラー印刷)
2色のインキ(多くの場合、黒ともう一色)を使用して印刷することは、デザインにコントラストを付けたい場合や特定のデザイン要素を強調したい場合に有効です。フルカラー印刷よりもコストを抑えることができ、単色印刷よりもデザインの自由度が高いです。
特定のブランドカラーを効果的に使用できるため、ロゴや特定のデザイン要素を目立たせたい旅行のパンフレット、イベントのプログラムなどに適しています。
1色印刷(単色印刷)
単色印刷(モノクロ印刷)では、1色のインキのみを使用します。通常は黒が使用されることが多いですが、特定の色を選んで印刷することも可能です。この方法はコストが低く、印刷が速いため、大量印刷に適しています。
シンプルなデザインにも良く合い、会社案内、書籍、新聞、マニュアル、法的書類、内部文書など、情報伝達が主目的の資料に特に適しています。
パンフレットの紙質を決める
パンフレットの紙質を選ぶ際には、その用途やデザインに合わせて最適な種類を選ぶことが重要です。以下に、コート紙、マットコート紙、上質紙、特殊紙の特徴をまとめました。
コート紙
表面にコーティングされており光沢感と発色性があります。パンフレット、チラシ、ポスターなど発色性を活かした鮮やかな色彩を表現したい場合に適しています。
マットコート紙
表面がマット仕上げされており、光沢感が抑えられつつも発色性があるのが特徴です。文字が読みやすく、チラシ、カタログ、パンフレット、冊子など写真と文章のあるデザイン に適しています。
上質紙
コーティングがされていない上質紙は、自然な質感があり、デザインを工夫することで高級感を与えることができます。発色性は他の紙に比べて色が沈む傾向がありますが、その分文字が書きやすいという特徴もあります。申込用紙、ポイントカード、名刺、ハガキなどに適しています。
特殊紙
特殊紙は、凹凸や色、模様など特殊な印刷技術や仕上げが施された用紙で、質感や光沢が異なるため、通常の紙にはない独特の印象を与えることができます。これにより、受け取った人の注意を引きやすくなります。しかし、通常の紙よりもコストが高くなることが多いため、小規模なビジネスやコストを抑えたい場合には、負担が大きくなる可能性があります。
パンフレットの紙の厚さを決める
90kg、110kgの紙をパンフレットに使用する際の利点について説明します。これらの数値は、紙の坪量(1平方メートルあたりの重さをグラムで表したもの)を示しています。紙の坪量が高いほど、紙は厚く、重くなります。
90kg(標準)
90kgの紙は薄手で軽いため、配布用の大量印刷に適しています。他の厚手の紙よりもコストが低く、軽量性のため、郵送費用も抑えることができます。社内報、広報誌、観光ツアーパンフレット、フリーペーパーに向いています。
110kg(やや厚手)
110kgの紙は、90kgと135kgの中間の厚みを持ち、丈夫さと柔軟性を兼ね備えています。やや厚手であることから高級感を演出し、プロフェッショナルな印象を与えます。会社案内、学校案内、クリニック案内、保険・金融サービス案内のパンフレットに向いています。
110kg+90kg(組み合わせ)
一般的には、共紙といって、表紙と本文の紙の厚さを同じにすることでコストを抑えることができますが、ページ数の多いパンフレットでは、表紙を110kg、本文を90kgにした仕様も可能です。
企業が株主や関係者に向けて発行する年次報告書や案内資料、学校や教育機関が使用する教材のパンフレットでは、耐久性とコストのバランスを取るために、表紙は厚く、中身は相対的に薄い紙を使用することが多いです。
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パンフレットの折り・綴じ加工を決める
パンフレットの製本・加工を選ぶ際には、配布の目的や情報の提示方法、受け手の使い勝手を考慮することが重要です。パンフレットに使用される主な3つの折り加工方法の特徴を整理してみましょう。
2つ折り(4P)
2つ折りパンフレットは、紙を半分に折りたたんで作られ、内側と外側の合計4ページが利用できます。このシンプルな形式は、製品の特長やサービスの詳細、さまざまなイベント情報を簡潔に伝えるのに適しており、展覧会やコンサート、セミナーの案内、新製品の魅力や利点を効果的に紹介する手段として広く使用されています。
情報が分かりやすく伝わるように設計されているため、製作コストも比較的低く抑えられ、小規模から大規模な印刷ニーズに対応可能です。
巻3つ折り(6P)
巻き3つ折りパンフレットは、紙を2カ所で折りたたみ、3つの部分に分けて6ページの情報スペースを作り出します。この折り方は、一方の端を内側に折り込み、もう一方の端をその上に折り重ねるため、情報を段階的に整理して提示することができます。
折りたたむことで、開いたときのサプライズ効果を生み出し、読む順序に工夫を凝らすことが可能です。コンパクトに折りたたむことができるため、配布や持ち運びが容易で、会社案内、製品やサービス情報の提供、説明会や展示会での配布資料として広く使用されます。
観音折り(8P)
観音折りパンフレットは、両端を内側に向かって折りたたむ方法で、表裏合わせて8ページの情報スペースを提供します。この折り方は、観音開きの扉に似ていることからその名がつけられています。中央から開くため、プレゼンテーション時に強いインパクトを与えることができます。
大きなグラフィックや地図、写真などを効果的に使用でき、複雑な折り方が製品やサービスへの高級感を演出します。使用する場面は、高級ホテルやスパ、レストランのメニュー、建築の施工事例に適しています。
中綴じ(8P〜)
印刷された用紙を2つに折り、開いた状態の紙を重ね、針金を使って中央で綴じる方法です。パンフレットや社内報、会報誌のような印刷物に適しています。
中綴じの特徴
- 本がノドの部分までいっぱいに開きやすく読みやすい
- 比較的ページ数の少ない印刷物に向いている
- ページ数が多くなると厚みが出て断裁のときにノンブルやインデックスに影響がでる
- 製本方法が比較的簡単なため、無線綴じに比べて低コスト
- 最低ページ数は8ページで、4ページ単位で増減可能
パンフレットの部数と納期を決める
パンフレットの部数を決める際には、まず全体の予算を設定しておくことが重要です。これにより、オフセット印刷やオンデマンド印刷など、最適な印刷方法を選択することができます。オフセット印刷は大量に印刷する場合に単価が低くなりますが、少量の場合はコストが高くなるため、オンデマンド印刷が推奨されます。
納期も重要な要素で、短い納期はコストを高くする可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが望ましいです。また、部数によっても単価が異なるため、必要な部数を慎重に計画することがコスト効率を最大化する鍵となります。
パンフレットが完成したら
パンフレットが完成したら、自社のホームページで公開しましょう。印刷のデータを活用すると、本のようにページを閲覧できる「電子ブック(ebook)」が、低コストで作成できます。詳しくはこちら
▶ 印刷データからebook化!環境に配慮した活用方法から事例のご紹介
まとめ
本記事では、印刷見積もりに必要な情報とその重要性を解説いたしました。正確な見積もりを取得することによってコストを適正に抑えながら、品質の高いパンフレットを制作することが可能です。
この記事で紹介した各ステップを参考にすると、最適なパンフレットを効果的に準備できるようになります。適切なサイズ、紙質、印刷色、そして加工方法を選び、目的に合ったパンフレットを作成しましょう。
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