ポスター印刷の見積もり完全ガイド!札幌と東京の印刷会社で簡単見積
ポスター印刷の見積もりについて理解を深めたいと考えている企業の担当者の皆さん、この記事は必読です。初めての見積もりで不安を感じたり、見直しを考えている方へ、ポスター印刷の見積もり完全ガイドでは、正確な見積もり取得の重要性やポスターサイズの選び方、印刷色数の決定方法など、見積もりに必要な知識をわかりやすく解説します。
その他にも紙質や加工方法など、詳細な選択肢や注意点も解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
このような悩みや課題を解決します
印刷の見積もりが初めてで不安な方
- スムーズに印刷の見積もりがほしい方
- 適正価格の見積もりがほしい方
- 印刷のコストを見直したい方
目次[非表示]
- 1.正確な見積もりの重要性
- 2.ポスターのサイズを選ぶ
- 3.ポスターの印刷色数を決める
- 4.ポスターの紙質を決める
- 5.一般的なポスターの厚さ
- 5.1.135kg(標準)
- 6.ポスターの折り・加工を決める
- 6.1.PP加工
- 6.2.裏貼り、パネル加工
- 6.3.アルミフレーム加工
- 6.4.四つ折り(十字折り)
- 7.ポスターの部数と納期を決める
- 8.まとめ
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正確な見積もりの重要性
正確な見積もりを取得することは、予算の適切な管理と期待通りの品質を保証する上で欠かせません。このプロセスを理解することで、無用なコミュニケーションを省き、プロジェクトをより効率的に進行させることが可能です。
ポスターのサイズを選ぶ
ポスターのサイズ選びは、用途や掲示場所に応じて異なります。標準サイズ(A1、A2、A3など)がありますが、特別なサイズを選ぶと印刷コストが増える可能性があるため、予算内で適切なサイズを初めから決定し見積もりを取ることが重要です。
映画やイベントの宣伝用では視認性を高めるため大型が効果的で、カフェやオフィスでは内装に合わせた小型サイズも人気です。また、バスや電車などの交通広告では、B3サイズが一般的です。ポスターの運搬や取り扱いのしやすさ、耐候性も考慮し、具体的な使用環境や目的に合わせてサイズを選ぶことが必要です。
ポスターの印刷色数を決める
ポスターの印刷色数の選択は、目的と予算に応じて重要です。一般的に、フルカラー印刷はCMYKの4色を使用し、広範囲の色彩を再現できるため、写真や多彩なグラフィックが含まれるデザインに適しています。スポットカラーは、特定の色を正確に再現するために使われます。通常、特定のDIC色を指定して使用し、基本の1〜3色を使用することが多いです。
また、2色印刷は、コスト削減とデザインの簡潔さを目指す場合に選ばれることがあります。CMYKのうち2色を選んで使用するか、または2つのスポットカラーを使用します。選択する色数は、予算、デザインの複雑さ、印刷されるポスターの目的によって左右されるため、プロジェクトごとに最適な選択を考慮することが大切です。
耐光インキで紫外線対策
選挙やコンサートのポスターなど、屋外で太陽光に長期間さらされるものは、特に紫外線による影響で色が褪せることがあります。通常、印刷物にはイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4色のインキが使用されますが、この中でシアンとブラックの顔料は太陽光の紫外線に対して非常に耐性があります。
一方で、イエローとマゼンタは紫外線の影響を受けやすく、特に退色しやすい性質です。そのため、屋外で使用するポスターを印刷する場合、耐光インキを用いることで色の褪色や変化を最小限に抑え、製品の美観を長期間維持することが可能です。
著作者:macrovector/出典:Freepik(左) 著作者:Freepik(右)
ポスターの紙質を決める
ポスターの紙質を選ぶ際には、その用途やデザインに合わせて最適な種類を選ぶことが重要です。以下に、コート紙、マットコート紙、上質紙、特殊紙の特徴をまとめました。
コート紙
表面にコーティングされており光沢感と発色性があります。パンフレット、チラシ、ポスターなど発色性を活かした鮮やかな色彩を表現したい場合に 適しています。
マットコート紙
表面がマット仕上げされており、光沢感が抑えられつつも発色性があるのが特徴です。文字が読みやすく、ポスター、チラシ、パンフレット、冊子など写真と文章のあるデザイン に適しています。
合成紙
耐水性や耐久性のある素材で作られており、屋外での使用に適しています。長期間の展示や過酷な気象条件下での使用に最適です。代表的なものに石灰石から生まれた新素材LIMEXやストーンペーパー、ユポ紙があります。
▶ LIMEX(ライメックス)とは?石灰石から生まれた新素材への印刷
一般的なポスターの厚さ
135kg(標準)
一般的に多くのポスター印刷に使用されるのは135kgの印刷用紙です。この厚さの用紙は、堅牢で耐久性があり、多種多様な用途に役立ちます。また、適切な厚みがあるために高品質な印刷結果を得られ、色の再現性も優れています。これは、短期間の内部展示やプロモーション活動に特に最適です。
さらに、この厚さの紙は、配布のために筒状に丸めるなど、取り扱いが容易で、イベントや展示会での使用にも適しています。全体として見ると、135kgの重量の用紙は、バランスの良い特性を持っており、様々なポスター印刷ニーズに対応する理想的な選択となるでしょう。
ポスターの折り・加工を決める
ポスターの折り・加工を選ぶ際には、配布の目的や情報の提示方法、受け手の使い勝手を考慮することが重要です。ポスターに使用される主な折り・加工方法を整理してみましょう。
PP加工
PP(ポリプロピレン)を使用したポスターのラミネーションは、耐久性を高めるために用いられます。このプロセスでは、ポスターの片面に光沢もしくはマットなプラスチックフィルムを貼ることで、物理的な損傷に対する耐性を向上させ、引っかき傷や破れに対して強くなります。
また、色の鮮やかさやコントラストが向上し、光沢のある表面が視覚的な魅力を引き立て、プロフェッショナルな外観を実現します。PPラミネート層は水や油分、その他の液体や汚れの浸透を防ぎ、紫外線による色あせも防ぐため、屋外や汚れやすい環境でも使用でき、ポスターの色を長持ちさせます。
裏貼り、パネル加工
ポスターの裏貼りは、紙のポスターに発生するヨレを防ぐために、厚さ5ミリ〜7ミリの糊付きスチレンボードを裏面に貼り付ける加工です。これにより、ポスターの平滑性が保たれ、ボードの厚みによって見栄えが向上し、訴求力もアップします。
展示会や販促用のPOPパネルなど、様々なイベントで活用されています。交通広告の額面ポスターなど、掲出場所によって、ボール紙を使用する場合がありますので確認が必要です。
アルミフレーム加工
厚さ7ミリのパネルにポスターを貼り付けアルミフレームを取り付けます。アルミフレームで加工されたポスターは、デザインと保護の両面で利点を提供します。アルミニウムは軽量かつ強度も高いため、湿気や変形によるダメージからポスターを守ります。
フレームの構造は取り付けや交換が容易であり、頻繁なディスプレイの更新にも対応可能です。ポスターが直接壁に接触しないようにすることで、紫外線だけでなく、外部からの汚れからも保護します。アルミフレームのサイズは特定のデザインニーズに応じて、オーダーメイドも可能で、ギャラリー、オフィスなど、多様な場所での展示に人気の選択肢となっています。
四つ折り(十字折り)
ポスターの四つ折り加工は、配布や保管を容易にするための折りたたみ方法です。この方法を用いると、ポスターは原寸大の約1/4の大きさに折り畳まれるため、持ち運びが手軽になり、さらに保管スペースも大幅に節約できます。
また、折り目が少ないので、展開しやすく、見た目の邪魔にもなりにくいです。その際には、デザイン時にレイアウトを慎重に計画し、折り目が重要な情報や画像の中央を通らないよう注意が必要です。四つ折りは様々なシーンで用いられ、手渡しや郵送での配布や、広告やイベントの宣伝にも有効です。
注意点として、印刷会社にポスターの折加工を指示する際には、絵柄面と裏面のどちらを内側にするのかを伝える必要があります。
ポスターの部数と納期を決める
ポスターの部数を決める際には、まず全体の予算を設定しておくことが重要です。これにより、オフセット印刷やオンデマンド印刷など、最適な印刷方法を選択することができます。オフセット印刷は大量に印刷する場合に単価が低くなりますが、少量の場合はコストが高くなるため、オンデマンド印刷が推奨されます。
納期も重要な要素で、短い納期はコストを高くする可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが望ましいです。また、部数によっても単価が異なるため、必要な部数を慎重に計画することがコスト効率を最大化する鍵となります。
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まとめ
本記事では、印刷見積もりに必要な情報とその重要性を解説いたしました。正確な見積もりを取得することによってコストを適正に抑えながら、品質の高いポスターを制作することが可能です。
この記事で紹介した各ステップを参考にすると、最適なポスターを効果的に準備できるようになります。適切なサイズ、紙質、印刷色、そして加工方法を選び、目的に合ったポスターを作成しましょう。